協同には多くの匠たちのこだわりが集結しています。受注から施工まで、そのこだわりを基本に仕事をすすめていきます。
匠のこだわり「技」
こんなところにちょっとした技が
根継ぎ
白蟻などが原因で柱の根元が腐ると取り替える場合があります。腐った部分だけを取り替えることを根継ぎをすると言います。
腐った部分を取り除き、新しい材料を足します。可能なら、木口同士に臍(ほぞ)を刻んで組み入れますが、そのためには柱全体を持ち上げることが必要。出来ない場合、どうするのか。臍なしの同じ寸法の新材料を入れます。しかし、ずれる心配があります。それがずれないように、新旧の柱の側面に掘り込み木を埋め固めます。
鴨居や敷居の交換
柱と土台
柱と土台を組む場合、仕口が抜けないようにするため込み栓を打ち込みます。その込み栓の穴にもポイントがあります。柱と土台の穴の位置を3mm程度ずらしておくのです。こうすれば、栓を打ち込んだときに、土台を柱に3mm引き寄せることができ、隙間なくきれいな仕上がりに見え、同時に強固に固定できるのです。込み栓を外せば、また土台を替えることもできます。
その他
鴨居の幅は柱より少し小さい幅にします。その方がきれいに見えます。このように様々なところに匠の技が活きています。